2011年03月04日
ショック、ショック、ショック
観ました。

人々の大量消費を支え、さらなる低価格化を実現していく中で効率化が進められ、
その結果として現代の農業が大企業による“工業化”された生産システムに支配されている
驚きの実態を明らかにしていくとともに、利益優先の裏でいかに健康へのリスクが
軽視されているかを軽妙なタッチで告発していくドキュメンタリー。


食肉用の牛や鶏の解体シーンなどももちろんあるが、
そんな場面も目じゃないくらい巨大企業のやり方にショックをうけた。
とにかく自分たちの利潤のためだけに、誰かが病気になろうが、
職を奪われようがそんなこと関係ない。
しかし、日々私たちはこれら企業が生産した食品を大量消費している事実がある。
大量生産された食事を口にすることで
企業に加担する
病気になるかもしれない
職を奪われるかもしれない
色んなリスクを負うことになる。
なんとなくは分かっていた事実をあらためて突きつけられた。
強烈に意識づけされる作品であった。
作品のエンドロールにこれから私たちができることとして、8つの提案が流れる。
○労働者や動物に優しい、環境を大事にする企業から買う
○スーパーにいったら旬のものを買う
○有機食品を買う
○ラベルを読んで成分を知る
○地産食品を買う
○農家の直販で買う
○家庭菜園を楽しむ(たとえ小さくても)
○家族みんなで料理を作り、家族そろって食べる
自分自身いきなりオーガニックフードに完全に切り替えることはできない。
だけどできるところから少しずつでも変わっていきたいし、変えていきたい。

まずは、京都シネマで3月5日から上映されるので観にいってほしいです。
Posted by 滋賀県映画センター at 16:04│Comments(0)